有松絞りとは

日本遺産 有松 令和元年認定
「絞り浴衣」が人気の理由
約400年以上も幅広い世代に愛され親しまれ続けてきたのには それなりの理由があります
■大人の贅沢感
長い間、受け継がれてきた伝統的な 技法 『絞り』。
すべて着物と同じ 工程で一つ一つ職人の手仕事によって
つくらていますのでとても 高級感があります。
■着ごこち感
絞るために細い糸の生地を使用 していますので、
とても軽くガーゼの ような肌触り。
その軽さから ”ふんわり” とした清涼感もあります。
■楽なお手入れ
たたんで洗濯ネットに入れて 洗濯機へ。
アイロンいらずでお手入れ簡単
■流行がない
「毎年「色」 「柄」 の多少の変化は ありますが、
基本的な図案や色は 変わらないため、 流行を気にせず 長く着て頂けます。
色目も基本シンプルなのでコーディネイトの幅も広く着る 楽しみも広がります

「有松絞り」が出来るまで・・・~社内研修会での体験より~
ひとつひとつ丁寧な手仕事で作られています
①型彫り
図案にあわせて 型紙に彫ります
②絵刷り
生地に青花で絵を刷ります
③絞り加工
現在は括り作業の ほとんどが中国・ 東南アジアで行われています
④染 色
地染めを行った 後、じょうろの 様な道具で色挿しをします
⑤糸抜き
大人2人で生地の両端を 思い切り引っ張り糸を飛ばし ます。
だから生地は 丈夫です。
⑥仕上げ・検品
手湯のし後1反ずつ丁寧に検品し製品に仕上げます
代表的な絞りの技法
【鹿の子絞り】
~絞りの高級感を引き立てます~
京都から伝わった有松の鹿の子絞り。
綿布の有松絞り 浴衣は水洗いをする為、
絹布の京鹿の子絞りより独特の シボが残りませんが、
さらっとした風合いは楽しんで頂けます
【三浦絞り】
~クラシックな雰囲気で味があります ~
三浦絞りは、有松鳴海絞りの中で最も代表的な技法で、
古くから伝わるものです。
豊後 (ブンゴ)の国(現在の大分県) の三浦という人が有松に伝えたとされています。
力加減によって 粒の形が微妙に変わります。
【巻き上げ絞り】
~個性的で大胆な印象に~
下絵の輪郭に沿って、まず平縫いをした後、 引締めその後糸で 巻き上げます。
花や菱・円など色々な形を表現する事が 出来ます。
【小帽子絞り】
~バッチリ着姿のポイントになります~
糸で括る際、昔は竹の皮、現代ではビニールを用いて防染する為
白く模様が浮き上がります。
大帽子・小帽子・中帽子などの種類 があります。
ポイントになる帽子絞りは、柄に奥行きが出ます。
【蜘蛛絞り】
~おしゃれでカジュアルな印象に~
染め上った模様が蜘蛛の巣のように見える事から「蜘蛛絞り」と 名付けられました。
蜘蛛絞りも三浦絞りと同じく、古くから 有松に伝わる技法です。
【一目絞り】
~繊細な印象を与えてくれます〜
人目絞りとも書きます。
鹿の子絞りよりも粒が小さく、細かい線 の柄を表現する際によく見られます。
鹿の子絞りと併用して、 柄に奥行きを出す場合も多く見受けられます。