50代・60代からの着物デビュー|今の暮らしに合う着物の楽しみ方
「最後に着物を着たのは、うん十年前の成人式かもしれません・・・」
着物の仕事をしていると、お店の前を通行する方から
こんな言葉を聞くことがあります。
「着物は好きだけど、着る機会がなくて」
「お稽古もしていないし、自分では着られないから」
でもそれは、
着物に興味がないからではなく
“どう始めたらいいか分からないまま、時間が過ぎてしまった”
ただそれだけなのだと思います。
着物は、特別な人だけのものではありません
かつては、
着物を着るためにお稽古に通い、
決まった作法を身につけることが、当たり前の時代もありました。
もちろん、それは今でも大切な文化です。
一方で、今は環境が変わりました。
着付け教室に通わなくても、
YouTube(ユーチューブ)や
Instagram(インスタグラム)などの動画を見ながら、
自分のペースで着付けを覚える方も増えています。
「習わなければ着られない」時代ではなくなっている
それも、今の着物のひとつの姿です。
お稽古ではなく、ファッションとして楽しむ着物
最近は、
着物を「お稽古」や「決まりごと」ではなく、
ファッションとして楽しむ方も増えています。
難しい帯結びを覚えなくても、
きちんとした場でなくても、
「今日は着物を着て出かけてみよう」
そんな気持ちで着る着物も、立派な楽しみ方です。
では、どんな着物から始めるといい?
1.動きやすく、気負わず着られる着物
最初の一枚におすすめなのは、
軽くて扱いやすい着物です。
たとえばデニム着物のように、
シワや汚れを気にしすぎなくていい素材。
「今日は着物で出かけてみよう」
そう思える気軽さが、何より大切です。
2.帯は、頑張らなくていい
名古屋帯や袋帯にこだわらなくても大丈夫。
半巾帯や大人の兵児帯など、シンプルに結べる帯を選ぶことで、
体への負担も少なく、着物がぐっと身近になります。
3.色や柄は「好き」を基準に
落ち着いた色を選ばなければ、
という決まりはありません。
顔映りがよく、
着ていて気分が明るくなる色や柄を、
今の感覚で選んでいいのです。
手持ちの着物がある方へ
すでにお持ちの着物がある場合は、
無理に新しく揃えなくても大丈夫。
帯を半巾帯に変えたり、
帯締めや草履などの小物を今の雰囲気のものに替えるだけで、
印象は驚くほど変わります。
着物は、日本人の暮らしに寄り添ってきたもの
着物は、特別な行事だけのものではなく、
本来は日々の暮らしの中で着られてきた衣服です。
文化を守るために、
無理をする必要はありません。
楽しむ人がいること
それ自体が、着物を未来につなげる力になると、私は思っています。
日常に少しだけ、着物のスパイスを。
毎日でなくていい。
完璧でなくていい。
お休みの日に、
近所のカフェへ、
いつものお店へ、
着物で出かけてみる。
そんな一日が、
暮らしに少しだけ特別な彩りを添えてくれます。
yorimichi KIMONOは、
着物を「構えずに楽しむ」お手伝いができたらと思っています。
きものデビューのご相談、ぜひお気軽にどうぞ♪

