七五三でママが着物を着るときに。知っておきたい着物の選び方・必要な小物・当日のポイント
七五三は、お子さまの健やかな成長をお祝いする大切な日。
そんな特別な日だからこそ、「ママも着物で一緒にお祝いしたい」と考える方が年々増えています。
とはいえ、
- 七五三で着るママの着物は何を選べばいい?
- 準備しておく小物は?
- 着物でのトイレはどうすれば…?
など、初めてだと分からないことも多いもの。
この記事では、七五三でママが着物を着るときに役立つポイントをまとめました。
ゆったり、心地よく、家族で記念日を楽しめますように。
七五三でママが着る着物はどれがいい?
七五三でのママの着物は、「上品さ」+「無理のないもの」が基本です。
| 種類 | 格式 | おすすめ度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 訪問着 | 準礼装 | ★★★★★ | 迷ったらこれ。華やかで写真映え◎ |
| 付下げ | 準礼装 | ★★★★☆ | 控えめに上品。落ち着いた雰囲気に |
| 色無地 | 準礼装〜略礼装 | ★★★☆☆ | シンプルで清楚。帯次第で印象が変わる |
| 小紋 | 普段着〜略礼装 | ★★☆☆☆ | カジュアル寄り。綺麗めに寄せるなら帯選びが鍵 |
基本は「訪問着」または「付下げ」「色無地」が安心です。
写真では淡い色・くすみカラー・濃色の落ち着いた色味がよく馴染みます。
また最近は、普段着物で「肩肘張らない七五三」を楽しむママも増えています。
一緒にお祝いする洋服の方々が少しカジュアルなら小紋を合わせる方もいらっしゃいます。
七五三で必要な小物チェックリスト(保存推奨)
- 長襦袢(半衿がついているか要確認)
- 帯
- 帯締め
- 帯揚げ
- 肌襦袢・裾よけ(ワンピースタイプも可)
- 伊達締め × 2
- 腰ひも × 3〜4
- コーリンベルト×2(あると便利)
- 帯板
- 帯枕
- 足袋
- 草履
- バッグ
前日までに「一式をまとめておく」だけで、当日の慌ただしさが大きく変わります。
当日の動き方&所作のコツ
1. 歩き方
大股はNG。内股気味で、すり足にすると裾が乱れません。
2. 階段
裾の前側だけをそっと持ち上げると安全です。
3. 写真撮影
肩の力を抜いて背筋をすっと。猫背注意!
手は前で軽く重ねると、上品に写ります。
4. トイレ問題(とても大事)
- 裾(着物⇒長襦袢⇒肌着)をまとめて前から持ち上げる※思いっ切って上まで上げきることが汚さない秘訣!
- 帯より上にふわっと乗せる(多少雑でもOK)
- そのままゆっくり座る
- 裾を肌着→長襦袢→着物の順に戻す
- 最後、帯が元に戻っているか注意!よくあるあるなのがお太鼓のタレが跳ね上がったままになってるパターン。鏡で後ろ姿までチェック!
もし着崩れたら、腰ひもの位置を手で軽く整えると落ち着きます。
七五三は「頑張りすぎなくていい日」
主役はお子さま。
ママは「無理なく、気持ちよく」過ごせることが一番です。
- 動きやすい着物を選ぶ
- 前日準備をしておく
- 時間に余裕を持つ
ただそれだけで、家族の記念日がぐっと心地よくなります。
ぜひ着物でお子様のお祝いをされてくださいませ。

